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売上高は2・6%減の5809億3500万円 TOTO21年3月期


週刊経済2021年5月18日発行

今期は売上高6350億円見込む

衛生陶器製造のTOTO(北九州市小倉北区中島2丁目、清田徳明社長)の2021年3月期連結決算は、売上高が前年比2・6%減の5809億3500万円、経常利益が同14・5%増の413億5300万円の減収増益だった。
営業利益は同12・5%増の413億5100万円、当期純利益は同15・3%増の271億9900万円だった。
新型コロナウイルス感染拡大が上期で大きく影響したが、下期のみでは全セグメントで増収増益だった。
主なセグメントでは、国内住設事業は上期が減収減益だった一方で、下期はタッチレス需要やリモデル需要が好調で増収増益。通期では減収減益。海外住設事業では、中国は第2四半期以降に回復し増収増益。米州も新型コロナが影響した一方で、ウォシュレットやタッチレス商品の販売増で増収増益だった。
今期は会計基準を変更するため、全社業績における前年比較はないが、セグメントでは全部門で増収増益を計画。全社売上高で6350億円、経常利益で445億円を見込む。 住設事業で国内外設備投資に400億円  また今期は、国内住設事業で新商品開発や生産設備に310億円を、海外住設事業で新工場関連や生産設備に90億円を投資する計画。研究開発費は計画で240億円。