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発熱外来専用ユニットの感染予防を強化 ナイスキューブ


週刊経済2021年5月11日発行

医師側と患者側を隔離

建設業などの㈲クリエイトホーム(直方市感田、中山将太社長)など4社で構成する薬局開業サポートの事業体「NICE CUBE(ナイスキューブ)」は5月7日、発熱外来専用ユニットの感染防止を強化した「コンパクトキューブ ネオ」を発売した。
ナイスキューブでは昨年4月から、ユニットハウス工法を採用した設計・施工のノウハウを生かし、病院入口や駐車場に簡単に設置できるレンタル対応の新型コロナ感染対策用発熱外来ユニット「コンパクトキューブ」を展開してきた。これまで換気扇とエアコンを標準装備していたが、より医療従事者の感染を守るため、嘉武医院の原田嘉和院長の協力のもと、アクリル板のパーテーションやカーテンで患者側や医療従事者側を分けた新しいプレハブとして制作。また、低濃度オゾン発生装置などもオプションで提供する。広さは約10㎡から。レンタル期間は6カ月からで、初期費用は7万7千円(税込)、月額2万2千円(同)。
ナイスキューブは、クリエイトホームと、システム開発などのビックアイランド㈱(北九州市、岡村信二社長)、WebデザインのLOOLY(同、田中謙臣代表)、PR支援の異彩(福岡市博多区、田中大貴代表)の4社で20年4月に立ち上げた。薬局開業を検討中のオーナーや薬剤師に向け、申請代行から建物の設計施工、管理システムの導入や運用、PR支援までを総合的にサポートしている。