宅配需要拡大で通期業績予想を上方修正　五洋食品産業

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週刊経済2021年5月11日発行

２１年５月期決算

冷凍洋菓子メーカーの五洋食品産業㈱（糸島市多久、舛田圭良社長）は、２０２１年５月期業績予想で、売上高を前回予想の２０億６３００万円から２１億２９００万円に、経常利益を５２００万円から９千万円にそれぞれ上方修正した。営業利益は６８００万円から１億円、当期純利益は９３００万円から１億７００万円に上方修正。
外食産業や大学生協を中心に依然として鈍い動きは続いているが、巣ごもり需要により宅配用が第三四半期決算で前年同期比３４・８％増、また輸出においてもテイクアウト需要で同４５・９％増だった。利益面は工場で進めてきた業務改善やコロナ禍で販売促進活動が制限されたことでの経費のコントロールにより通期売上高は前期比４・１％増、経常利益は同８３・６％増の増収増益を見込む。同社では「まだまだ不透明な環境下で新型コロナウイルス感染症の状況や消費動向などによって変動する可能性がある」としている。