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昨秋に続き通期の業績予想を上方修正  南陽


週刊経済2021年5月11日発行

一部市場に活発な設備投資

福岡市博多区博多駅前3丁目の機械商社・㈱南陽(武内英一郎社長)は4月19日、通期連結業績予想と配当予想を上方修正した。
昨年10月19日に上方修正した予想をさらに修正したもの。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う活動自粛などの影響を勘案して予想を想定していたが、建設機械事業では熊本地区を中心に発生した令和2年7月豪雨の復旧工事への動きが本格化し、レンタル需要が高まった。また、産業機器事業ではロボット関連や半導体などの一部の市場で活発な設備投資の動きか見え始めたことで予想を修正した。連結売上高については、前回予想を9億円上回り、前期比5・5%減の324億円、経常利益は2億9千万円上回る同6・4%減の20億4千万円になる見込み。営業利益は2億円上回る同12・5%減の18億5千万円、純利益は2億3千万円上回る同4・1%減の13億3千万円に上方修正した。
また、期末配当については創業70周年の記念配当を加えて前回予想を11円上回る55円に修正。年間配当ついては、前期実績を4円上回る70円を見込んでいる。