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旦過地区の土地区画整理事業に着手 北九州市


週刊経済2021年4月27日発行

立体換地ビルなどは27年度完了予定

北九州市は4月1日、2009年度から検討を続けてきた小倉北区魚町4丁目の旦過地区土地区画整理事業に着手した。
旦過市場は2009年、10年と2年連続で、豪雨による浸水被害に見舞われたほか、木造店舗の密集による火災のリスクが顕在化していた。そのため、河川改修と同時に既存の市場機能を保ちつつ、整備改善を行う施策として、土地の空間を利用した立体換地手法による土地区画整理事業をスタートした。
同事業において市は、再整備に伴う既存店舗の移転先となる鉄骨造4階建て、延べ床面積約8500㎡の商業ビルを建設する。事業は、27年度内の完了を目指すほか、25年度からは護岸整備などの河川改修事業を28年度内の完了を予定している。
市の関係者は「再整備で人を呼ぶ導線づくりを進めていき、防災安全性向上のため尽力する」と話している。