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売上高は9・4%増の166億6900万円 下関市のエストラスト


週刊経済2021年4月20日発行

経常は44・8%増の8億1300万円

不動産分譲、管理を手掛ける㈱エストラスト(山口県下関市竹崎町、松川徹社長)の2021年2月期連結決算は、売上高が前期比9・4%増の166億6900万円、経常利益が同44・8%増の8億1300万円で増収増益だった。
不動産管理事業で管理物件が増加し、マンション管理戸数が前期比434戸増の4831戸となったほか、主力の不動産分譲事業でマンションが467戸(前期比35戸増)、戸建てが54戸(同1戸減)を引き渡し、総数も前期比34戸増の521戸と好調に推移し増収。利益面では販売費および一般管理費が増加したものの、増収基調に伴い大幅増益となった。営業利益は同35・9%増の9億7900万円、当期純利益は同42・1%増の5億4800万円となった。福岡県内では現在、福岡市南区平和2丁目に10建ての「オーヴィジョン平尾」(総戸数36戸、22年5月下旬完成予定)を建設している。
今期は売上高が前期比0・2%増の167億円、営業利益が同18・3%減の8億円、経常利益が同20・1%減の6億5千万円、当期純利益が同19・7%減の4億4千万円で増収減益を見込む。
同社は1999年1月設立。資本金7億3603万円。2005年3月に福岡支店(福岡市博多区博多駅前4丁目)を開設。12年11月東証マザーズ上場、14年8月東証一部に市場変更(17年11月から福証との重複上場)。17年2月TOB(株式公開買い付け)で西部瓦斯㈱の連結子会社となった。