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佐世保地区新社屋が完成 西部ガス


週刊経済2021年4月6日発行

災害対策室なども常設

西部ガス㈱(福岡市博多区千代1丁目、道永幸典社長)が佐世保市万津町で建て替えていた「佐世保地区新社屋」が3月25日に完成した。
社屋の老朽化や4月1日からの西部ガスグループ新体制移行などを踏まえて建て替えていたもので、鉄筋コンクリート2階建て延べ床面積は約2千㎡。新しい地域会社である西部ガス佐世保㈱(大塚隆夫社長)や西部ガスが使用するなど、佐世保地区での同グループの新しい事業拠点となるほか、同地区での防災拠点としても位置付けており、災害時の早期復旧などBCP(事業継続計画)を考慮して常設の災害対策室(※)を設置した。
西部ガスは、4月1日付けで純粋持株会社への移行や熊本・長崎・佐世保地区での地域会社体制への移行などを主な内容とする「新グループ体制」となった。佐世保地区では同地区のガス小売事業を担う西部ガス佐世保と、全地区のガス導管事業を担当する西部ガスがガスエネルギー事業を担う。
※災害対策室は、災害時などに現地災害対策本部会議や福岡の総合災害対策本部との連絡会議を行う佐世保地区の災害対策拠点となるもので、テレビ会議システムや災害時優先電話などを設置している。