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マレーシアに人材育成センター 山九


週刊経済2021年4月6日発行

来年4月開設

総合物流大手の山九㈱(本社東京都、本店・北九州市門司区港町、中村公大社長)は来年4月、マレーシア・ジョホール州に人材育成センターを開設する。同様の施設は海外初。
名称は「SANKYU TECHNICAL ACADEMY(サンキュウ テクニカル アカデミー)」。将来に向けた高度な技術・技能を有する人材の確保並びに育成、自社技術・技能の高度化を通して、日本を含めた世界で活躍できるグローバルな技術・技能集団の育成を図る狙い。敷地面積1万6794㎡、施設面積は7560㎡(研修棟4140㎡、事務所棟2千㎡、宿泊棟1420㎡)。海外現地法人社員を対象に、技術の高度化を目的としたメンテナンス研修や技能の高度化を狙った機械整備研修など34講座を計画。年間延べ人数として約3千人の研修生受け入れを予定。また、溶接競技大会や仕上げ大会、フォークリフト大会などの競技大会も実施予定という。
同社では「ここ数年、当社グループの海外におけるプラント建設やメンテナンス、物流といった業務が急拡大を続けており、高度技術・技能への対応や既存サービスレベルの高度化が急務になっている。立地はセナイ国際空港から車で30分、シンガポール・チャンギ空港からも車で1時間程度とアクセスも良い」と話している。