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糸島市でカーシェアリングサービス よかまちみらいプロジェクト


週刊経済2021年3月23日発行

超小型EV車使い

昭和グループ(金子直幹代表)を含む41社で構成するコンソーシアム「よかまちみらいプロジェクト」は3月7日、糸島市で超小型電気自動車を活用したカーシェアリングサービスを開始した。
移動サービスを軸に糸島地区の観光振興を進めるプロジェクトとして2020年10月に発足した同コンソーシアムでは、同地区が抱える交通課題の解決に向け、県や糸島市、福岡市、九州大など関係機関、企業と連携し、産学連携による先進技術の研究・実証を推進。その取り組みの一環として、2020年12月に発売されたトヨタ自動車の2人乗り超小型電気自動車「C+pоd(シー・ポッド)」を用いて、電気自動車の使われ方を検証しつつ、高齢者をはじめとした地域住民の交通利便性の向上を目指す。実験では3月7日に曽根公民館、14日に糸島商工会館、28日に加布里コミュニティセンターにEVステーション(各1台配置)を設置。利用者は専用のスマートフォンアプリを使って予約から返却までを行う。
C+pоdは全長2・29m、全幅1・29m、全高1・55mで、最高速度は時速60㎞、1回の充電で150㎞走行できる。200Vの場合の満充電時間は5時間となっている。