フィンランド製汚染空気浄化装置を販売開始　ＭＥＤＩＣＡＬ ＣＲＥＡＴＥ ＪＡＰＡＮ

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週刊経済2021年3月16日発行

月間１００台の販売目指す

ヘルスケア事業の㈱ＭＥＤＩＣＡＬ ＣＲＥＡＴＥ ＪＡＰＡＮ（福岡市博多区博多駅前２丁目、上野桂社長）はこのほどフィンランドのＧＥＮＡＮＯ Ｏｙ社と独占契約を結び、汚染空気浄化装置に関する輸入代理事業を開始した。日本企業での契約締結は同社が初で、２月から販売開始している。
製品名は「ＧＥＮＡＮＯ（ゲナノ）」。ポータブルタイプの空気清浄機で、コロナ感染拡大により空気清浄ニーズが高まったため開始した。空気中に浮遊するカビやウイルス、細菌などを３ナノメートルの超微粒子まで捕獲し、装置内で不活性化し自浄した後、清潔な空気を放出するという。一般的な空気清浄機で使用されるＨＥＰＡフィルターを使用しておらず、吸引力の維持とメンテナンスの簡易さが特徴。部屋の広さによって使い分けが必要のため処理能力の異なる２製品を取り扱う。価格は１７０万円（税別）から。ゼネコンの戸田建設㈱（東京都）が販売代理店となり、まずは病院から優先的に販売。今後は商品拡充も図りながら企業や工場、研究所などにも提案していく考え。月間販売目標は１００台。
同社では「現在は救急外来やＣＴ室、クリーンルームなどで活用いただいている」と話している。
同社は２０１７年２月設立。資本金３００万円。従業員数３人。