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福岡市に顧客のDX推進支援施設 NTT西日本


週刊経済2021年3月16日発行

大阪、名古屋に次いで3カ所目

NTT西日本(大阪市中央区、小林充佳社長)は3月2日、福岡市博多区博多駅東3丁目に企業や自治体のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進を支援する共創ラボ「LINKSPARK(リンクスパーク)FUKUOKA」を開設した。
DXとは企業や自治体がデジタル技術を活用して事業モデルを変革するもので、NTT西日本では高齢化や人口減少、農林水産業の後継者不足、観光需要の減少、災害対策などの地域課題に対してICTを活用した解決策を提案していく。大阪(2019年)、名古屋(20年)に次いで3カ所目の開設で、コンサルタント約10人が常駐する。場所はNTT新博多ビル北関の1階、広さは約220㎡。街づくりにICTを活用する「スマートシティ」、テーマごとにAIやデータ分析のツールが利用できる環境などを展示する。リンクスパークを起点としたビジネス案件は200件を超えており、福岡では21年度からの2年間で約100件を目指す。小林社長は「リンクスパークから生じたビジネスのシステムや関連機器の販売で25年度には100億円を目指したい」と話している。