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売上高は11・7%減の99億2400万円 協立エアテック12月決算


週刊経済2021年3月2日発行

大型設備案件の一段落で

空調設備機器製造の協立エアテック㈱(粕屋郡篠栗町大字和田、久野幸男社長)の2020年12月期連結決算は、売上高が前年同期比11・7%減の99億2400万円、経常利益は同34・8%減の6億4200万円の減収減益となった。
部門別にみると、ビル設備部門では東京オリンピックに向けた首都圏における都市再開発やリニューアル案件が一段落したことで受注が減少傾向となる中、主力のダンパー・吹き出し口、変風量ユニットⅤAVを含むシステム機器などの販売に重点を置いた。住宅設備部門は、新型コロナなどの影響で新規住宅着工件数が減少する中で、既存顧客を中心とした受注確保やウェブ販促に取り組んだことで、部門売上高を300万円減に留めた。主な製品別ではビル設備部門のダンパーが同23・1%減の27億8100万円、吹出口が同3・4%減の24億2千万円、空調ユニットファスが同59・0%減の3400万円、住宅設備部門の全館空調システム・24時間換気システムなどが同0・1%減の33億8600万円となった。
今期の売上高は同2・3%減の97億円、経常利益は同9・7%減の5億8千万円の減収減益を見込んでいる。