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リハビリテーション科向け診療支援ソフト開発 シンフォニア


週刊経済2021年2月16日発行

3月末販売開始

音楽制作や分娩支援ソフトウェア開発の㈱シンフォニア(福岡市東区千早5丁目、亀山みゆき社長)はこのほど、リハビリテーション科向けの診療支援ソフトを開発し、3月末に販売開始する。
ドクターや理学療法士などが、タブレット上で患者に治療内容を説明するもの。日によって担当スタッフが変わっても、同じ資料で説明することでスタッフによる説明の違いをなくし、資料の準備に発生する時間をタブレットで検索することで短縮させる。名称は「メディツリー」。作業療法士、理学療法士、言語聴覚士、整形外科医の監修のもと、症例ごとに治療に必要な情報(病気の基礎知識、具体的なトレーニング方法など)を集約。CGや動画、イラストを交えながら患者目線で解説し、動画の再生スピードや文字の大きさを調整する機能を設けている。利用料は月額1万2千円。全国に約1万5千件あるリハビリテーション科のうち、初年度で2千件の導入を目指す。亀山社長は「軌道に乗れば、内科、耳鼻科、眼科などあらゆる診療科に広げていきたい」と話している。
亀山社長は糟屋郡新宮町出身。1958年3月21日生まれの62歳。香椎高校—山口芸術短期大学音楽科ピアノ専攻卒業。(一社)福岡中小企業経営者協会の副会長も務める。趣味は料理。
同社は1993年創業。95年5月設立。資本金1千万円。2020年7月期売上高は1億2千万円。従業員8人。