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成果にこだわるWeb戦略で新たな価値の創造に挑む

Web制作やリスティング広告運用を手がける㈱クリエルでは、Webマーケティングへの強みを生かし、顧客のWeb戦略パートナーとして確実な成果をあげることにこだわっている。DX化が進む中で、効果的なWeb活用で顧客の売り上げアップに貢献するため新サービス開発に取り組むとともに、変化に強い人材の育成にも力を注ぐ。

Web戦略に確実な成果を 　Web制作やリスティング広告運用を手がける㈱クリエルでは、「Webで価値を創り出し、経済的発展に貢献する」という経営理念のもと、Webサイトから顧客の売り上げアップや問い合わせ増加などの「成果」につなげることにこだわっている。
同社ではWebサイトや広告を制作するクリエイティブ部門と運用を担当するマーケティング部門を社内に有し、各部が連携してWebプロモーションの効果を最大化させるための戦略を展開。下地社長は「ただ綺麗なWebサイトを制作するわけではなく、マーケティングに強い制作会社として顧客のWeb戦略を支え、確実な成果をあげることが仕事だと考えている」と強調する。

効果アップのための新サービス

Webプロモーションの効果をさらに上げるための新サービスも考案している。１月からは動画広告やSNSマーケティング用の動画制作サービス「サクっと動画」を開始。商品写真などで手軽に15秒程度の動画を制作し、ユーザーの目に留まりやすい効果的なプロモーションへつなげる。
また、MA（マーケティングオートメーション）ツールを使ったWebプロモーションのパッケージサービスも提供に向けて準備を進めている。MAツールとは顧客開拓や集客、分析・効果測定、見込み客の把握・抽出などを自動化し営業を効率化するもの。ユーザーから許諾を得たデータを活用して行動分析やアプローチなどにつなげていくのだが、まずWebサイトへのアクセスや問い合わせがなければ意味がない。元々、アクセス数アップやユーザー情報の入力ページへの誘導といったノウハウはあるため、Web制作と合わせてMAツールも販売することで顧客の営業戦略にWebで変革をもたらすことを目指していく。

価値ある仕事の創造へ

デジタル化が加速し、企業のWebプロモーションの重要度は高まっている。Web戦略パートナーとして顧客に寄り添うためには、広範な知識でWeb活用による課題解決を適切に提案する営業スタッフと、顧客の売り上げアップのための仕組みをつくるディレクターの存在が重要だ。「両者にWebマーケティングの知識が必要。その知識を土台とした人材育成を強化したい」と、社内マニュアルの整備や研修プログラムの構築などを進めると同時に、より働きやすい環境をつくるため、部門の再編など社内改革にも取り組んでいく。
また、「①change②challenge③client first」を掲げた「C3」という行動指針による意識改革も図っている。コロナ禍で非対面の営業スタイルへの移行、ECサイトの整備などWeb活用への投資が活発になる中で、Webマーケティングも常に変化・改善が必要とされる。「クライアントファーストの目線で、変化に適応しながら挑戦していく」ということに力を注ぐ。
「クリエル」は「Create value（価値を創造する）」からの造語で、顧客やWebユーザーだけでなく、社員にとっても価値ある仕事を生み出すという思いを込めている。変化の激しいWebの世界で、常に新たな価値を創造するため、挑戦を続ける。

下地 浩希 社長 しもじ・ひろき／沖縄県宮古島市出身。１９７４年１０月２８日生まれの４６歳。西南学院大学経済学部卒。営業職に就きながら独学でＷｅｂマーケティングを学び、２００８年に㈱クリエルを創業。趣味は読書

採用情報
募集職種／営業職、Webマーケター
応募資格／大卒
採用予定／5人程度（中途採用あり）
年間休日／126日
問合せ先／TEL.092-292-7427

（ふくおか経済EX2021年）