FEATURE
(株)西日本シティ銀行
Tag:
新中期経営計画で「地域の元気を創造する」金融機関へ
旧西日本銀行と旧福岡シティ銀行の合併で誕生し、昨年10月に創立15周年を迎えた㈱西日本シティ銀行。2016年10月に設立した㈱西日本フィナンシャルホールディングスのもと、グループ総合金融力の進化を図る中、今年4月に始動した新中期経営計画では「地域の元気を創造する」金融機関を目指す。
地域の発展をリードするグループ総合力の発揮
2019年度までの中期経営計画で「グループ総合金融力の進化」を図ってきた西日本FHグループ。今年4月からの新中計『飛翔2023 〜地域の元気を創造する〜』では、取り巻く経営環境を見据え、①地域の発展をリードするグループ総合力の発揮②お客さま起点の“One to Oneソリューション”の提供③持続的な成長に向けたリソース革新の3つを基本戦略に「総合力№1の地域金融グループ」の実現を目指している。
主要地盤である九州・福岡では、大型再開発プロジェクトが進むなど恵まれたマーケット環境にある中、『地域の発展なくして西日本FHグループの発展なし』という信念のもと力を入れるのが、「地域の発展をリードするグループ総合力の発揮」だ。
西日本シティ銀行では、これまでも福岡、北九州両地区に「NCB創業応援サロン」を設置するなど創業支援に力を入れてきたが、新中計では旧2行から脈々と継承してきた「中小企業育成のDNA」を存分に発揮し、資金供給機能とコンサルティングサービスを拡充する。具体的には、新たなベンチャーファンド組成で出資機能を拡充し、ローンとエクイティ(株主資本)の両面から資金調達を支援。また、インキュベーション施設の設置、ビジネスマッチングサービスや経営情報などを提供する法人版プラットフォームの導入など充実したコンサルティングサービスの提供で、ベンチャー企業の成長を「まるごとサポート」していく。
また、今年4月には同行の地域振興部を「地域振興本部」に格上げし、福岡市の大型プロジェクトをはじめ各エリアのプロジェクトへの積極的な関与を通じて、地域の活力と賑わいの創出に貢献するとともに、「元気な九州・福岡をさらに元気に」する取り組みを加速する。
昨年12月、公益財団法人 福岡文化財団との共催で、「NCB音楽祭2019 〜歓喜と喝采〜」を開催 |
デジタルチャネルの機能を向上
一方、前中計で力を入れてきた「お客さま起点の総合金融サービスの向上」を進化させるのが、「お客さま起点の“One to Oneソリューション”の提供」だ。銀行取引におけるデジタル化の進展などを踏まえ、同行に「デジタル戦略部」を新設し、個人版アプリのサービス内容拡充や法人版プラットフォームの導入など、デジタルチャネルの機能向上を図る。一方、デジタル化に伴い来店客数の減少が予想される中、行員や店舗といったリアルチャネルでは顧客の課題や真のニーズを発掘しソリューションを提供するコンサルティング機能を強化する。
そうしたリアル・デジタルの両チャネルを通じて、企業や個人、地域に向けて展開してきた「まるごとサポート」においては、グループ企業や親密企業、外部企業と連携し、顧客それぞれのステージから生じるさまざまな課題やニーズに応じた金融・非金融サービスを拡充し、顧客満足度を向上させる方針だ。
また、持続可能な社会の実現を目指し、地域金融機関ならではの「SDGs」への取り組みを推進する西日本FHグループ。同行では、昨年10月から未来を担う子供たちの成長を支援する寄付/SDGs認証支援型「子ども食堂応援私募債『希望の環』」の取り扱いを開始。アイディア創発型オリジナルカードを使用したSDGs啓発にも取り組んでいる。新中計では、西日本FHに「SDGs推進室」を新設し、SDGs推進に向けた取り組み強化で「地域の元気を創造する」金融機関を目指す。
独自に開発した「街−1カード」を使用したアイディア創発ワークショップを積極的に開催 |
採用情報
募集職種/一般銀行業務(総合職・地域総合職)
応募資格/総合職は四大卒以上、地域総合職は短大・専門卒以上
採用実績/2020年度158人(大卒156人、短大卒2人)
問合せ先/TEL.092-731-3654
担 当/人事部 人財開発室
(ふくおか経済EX2020年)