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(株)東武住販
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時代のニーズに応える「エコモデル創造業」
下関市に本社を構え、山口、福岡、佐賀、広島、大分、熊本エリアに21拠点を展開する㈱東武住販。荻野利浩社長の「故郷で親孝行を」という思いから生まれ、2014年にはジャスダックと福岡証券取引所に重複上場を果たした。その成長の最大のポイントは時代のニーズを捉えた「中古住宅買い取り再販」というビジネスモデルにある。
近年、少子高齢化や地方の人口減少などによる空き家数の増加が取り沙汰されているが、同社ではこうした社会問題の顕在化に先駆けて戸建て住宅を再生する「エコモデル創造業」を確立。築30年頃までの中古住宅を買い取り、間取りから内外装デザインまでリフォームして販売する中古住宅再販事業を主力に飛躍を続けている。
「働きやすい、休みやすい」環境を整備
現在は9期連続増収増益を記録し、さらなる成長に向けて職場環境の整備に着手。長時間労働を防ぐために勤怠管理の徹底に取り組み、PCシステムによる電源通知機能で隠れた残業も防止する仕組みを構築した。また、荻野社長の発案で公休と有給休暇を組み合わせた平日期間の長期休暇取得を促進。「働きやすい、休みやすい」風土の整備により、ワークライフバランスの実現を目指す。
人材教育においては「仕事に誇りを持つこと」を基盤とし、日々のきめ細かなフォローアップによるスキル形成をサポート。荻野社長も自らの営業経験に基づいた仕事術や顧客に対しての姿勢などを社員に伝えることで、多角的な学びの機会を創出するとともに、社内コミュニケーション活性化による風通しの良い環境づくりを促進している。「『積小為大』という社是の通り、小さな努力の積み重ねが大きな成果につながる。情熱ある社員とともに企業発展、地域貢献に取り組んでいきたい」と荻野社長。熱い思いを胸にさらなる成長への道筋を示す。
下関市岬之町の本社ビル |
荻野 利浩 社長
おぎの・としひろ/下関市出身。1953年8月3日生まれの66歳。県立福岡工業高校卒。神奈川県の不動産会社に勤務後、31歳で下関に帰郷。84年9月に現在の㈱東武住販を設立し社長に就任。2009年に福岡証券取引所の九州IPO挑戦隊に第1期生として入会し、2014年5月22日、ジャスダックと福岡証券取引所Q-Boardに重複上場を果たした。著書に自叙伝「積小為大〜我が人生の回想〜」
採用情報
募集職種/不動産営業職、事務職
応募資格/大学卒、専門学校・高専卒
採用実績/2020年度23人
採用予定/5人
年間休日/110日
問合せ先/ホームページ 問い合わせフォームより
(ふくおか経済EX2020年)