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植物性由来の原料を使用したラーメン 力の源ホールディングス


週刊経済2021年2月9日発行

不二精油と共同開発

㈱力の源ホールディングス(福岡市中央区大名1丁目、河原成美社長)傘下の㈱力の源カンパニーは2月1日、植物性由来の原料使用のラーメンの販売を開始した。全国44店舗で期間限定。
商品名は「プラントベース赤丸」で、60年以上にわたり植物性油脂と大豆タンパクを研究開発している不二製油株式会社(大阪府泉佐野市、大森達司社長)とプロジェクトを組み、とんこつ風のスープベースを共同開発。一風堂の定番豚骨ラーメン「赤丸新味」のスープ、麺、具材いずれにも動物性の食材を一切使わない植物由来原料のプラントベースラーメンを完成させた。「プラントベース」は健康や栄養面はもちろん、近年では、畜産による温室効果ガス発生の抑制や地球資源の消費を削減するために、肉や乳製品などの動物性食材に頼らない食品として注目されている。卵を一切使用しない麺や、インゲン豆ペーストを素に作られたチャーシュー風のトッピング、ソテーしたキノコなど、植物由来の食材で新しい「赤丸新味」を表現しているという。価格は税込1100円。
同社では「動物性食材を使わずして豚骨ラーメンのような満足感を得られる。これまでに無かった新しい体験ができる『未来志向』のラーメンをぜひ楽しんでもらいたい」と話している。