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九州新幹線全線開業10周年記念プロジェクト発足 JR九州・西日本シティ銀行・LINE Fukuoka


週刊経済2021年2月9日発行

特別列車を運行

九州旅客鉄道㈱(福岡市博多区博多駅前3丁目、青柳俊彦社長)、㈱西日本シティ銀行(同町、谷川浩道頭取)、LINE Fukuoka㈱(同区博多駅中央街、落合紀貴社長)は1月27日、九州新幹線が3月に全線開業10周年を迎えることにちなんだ「輝け!みんなの九州プロジェクト」を発表した。
メインの企画として、3月14日夜に鹿児島中央駅から博多駅まで「流れ星新幹線」を限定運行し、同日に筑後広域公園多目的広場を中心としたイベントを予定している。事前にコミュニケーションアプリ・LINEのJR九州公式アカウントから「願いごと」を募集し、777点を選出。車両の外装や車内のポスターなどに掲示する。限定運行以降は、5月28日までラッピング新幹線として運行する。西日本シティ銀行では、プロジェクト期間中に店頭や公式SNSでのプロモーションなどを実施する。
青柳社長は「九州新幹線が全線開業したのは東日本大震災の翌日だった。以降10年の間にも、さまざまな災害に見舞われ、現在もコロナ禍の影響が続いている。流れ星のように光を放ち、七夕の笹のように願いごとを乗せて走る新幹線で、元気を届けられれば」、谷川頭取は「業種も成り立ちも異なる3社だが、地域を元気にしたいという思いは共通。一丸となって地域を盛り上げたい」、LINE Fukuokaの鈴木優輔取締役COOは「当社は設立以来、LINEで地域貢献したいという思いを持ってさまざまな取り組みを進めてきた。コロナが収束すれば新幹線に乗って人に会いに行きたいという願いを持っている人も多くいると思う。その願いが叶うようにという思いを込めて協力したい」とコメントした。