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東京のクリックホールディングスと包括連携協定 中間市


週刊経済2021年1月26日発行

雇用振興やふるさと納税などで協力

国立大学法人九州工業大学(北九州市戸畑区仙水町、尾家祐二学長)と特定非営利活動法人九州・アジア経営塾(KAIL)の卒塾生組織、碧樹会(福岡市中央区渡辺通2丁目のKAIL事務局内、中村卓也会長)は1月14日、両者連携による講義を昨年10月~11月に実施したと発表した。
これは両者が2019年7月に締結した学生のキャリア支援に係る包括的な連携協定に基づく具体的な取り組みの第1弾。同講義は同大大学院工学府のストックデザイン&マネジメント教育プログラムのうちストックマネジメント学(担当・徳田光弘准教授、2単位)の一環として、社会の第一線で活躍する碧樹会会員と、同プログラムの受講学生が自由に対話する形式などで計5回実施した。
具体的には第1回は中村碧樹会会長(福岡市新型コロナ対策担当部長)の基調講演と永尾亮二筑豊電気鉄道㈱社長の講演。第2回は岡部知寛㈱ティーアンドイー社長と片山英資㈱Splice‐Lab代表取締役の各講演。第3回は和田克之コンダクト㈱社長と佐藤操西部ガス都市開発㈱社長の各講演。第4回は㈱西部技研との特別セッション(隈扶三郎社長の講演や社員によるパネル討論など)。第5回は西隆行㈱ドコモCS九州所長、吉村拓二㈱紅乙女酒造社長、神山勝司㈱QTmedia社長、田中秀樹㈱ドコモCS九州部長、冨弥浩行九州電力送配電㈱課長、稲葉太郎九州電力㈱課長、平尾光啓㈱ふくや次長、右田良隆エコー電子工業㈱部長、溝上泰興㈱ミズ代表取締役、河野雄彦西部ガス設備工業㈱常務が登壇し、「就職活動とは何か」「働くとは何か」などをテーマに受講学生と自由に意見交換した。
碧樹会の河野雅彦交流推進部長は「受講学生からは、会員の社会経験や思いを直接聞き、自らの考えを語ることで、将来について真剣に考えることができたと高い満足度を得られた。会員(KAIL卒塾生)は現在、555人に達し、すでに各企業・団体で経営の中枢に深く携わる人材を多く輩出しており、今後も両者が密接な連携・協力の下、引き続き取り組みを進めるとともに、他大学へも波及させていきたい」と話している。