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東区香椎照葉に再生医療の関連施設 ASメディカルサポート


開設予定は21年2月

再生医療コンサルティングを手掛ける㈱ASメディカルサポート(福岡市東区、荒尾慎太郎社長)は2021年2月を目指し、同区香椎照葉3丁目に再生医療の関連施設を開設する。
施設名は「九州再生医療センター」。脊髄損傷や脳血管障害など難治性の高い疾患者向けに再生医療に関連したサービスを提供する。場所は福岡みらい病院臨床研究センターそば。建物は平屋建てで施設面積1426㎡。施設内には再生医療に特化したクリニックやリハビリセンター、自己脂肪由来幹細胞治療(再生医療の一例)で必要となる細胞培養加工施設のほか、事務所とスタッフルームを置く。クリニックではASメディカルサポートの提携する医療機関・医療法人香華会(福岡市)が再生医療を手掛ける。リハビリセンターではASメディカルサポートとの提携機関・自費型リハビリ施設を全国20カ所で運営する㈱ワイズ(東京都)のノウハウを生かしたリハビリサービスを提供。さらに細胞培養加工施設では、血清の分離や温度や湿度などを一定にしたCO2インキュベーター(細胞培養機器)を用いて、独自技術を活用した培養済の脂肪細胞と血清を加えた培養液で培養を手掛けるほか、無菌検査やマイコプラズマ否定試験なども実施。また安全面の観点から、細胞は1検体ごとにQRコードで管理し、細胞培養加工施設から出荷する際には48時間以内の使用を義務付けるという。
同社は2017年1月設立。資本金900万円。

2020年12月29日発行