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今期売上高は微増の960億円見込む  シノケングループ


営業・経常は減益に

投資用アパート・マンション販売の子会社を傘下に持つ㈱シノケングループ(福岡市中央区天神1丁目、篠原英明社長)は20年12月期連結業績予想を下方修正した。売上高は前期比0・2%増の960億円、経常利益は7・9%減の83億円を見込んでいる。
新型コロナの影響で期首予想を見直した。特に不動産セールス事業のうちマンション販売で、感染拡大に合わせた営業スタイル修正が遅れたことなどによって売上高は予想比5・8%減、営業利益は同16・1%減の88億円(前期比9・7%減)、経常利益は同17%減の見通しとなった。当期純利益は予想比15・7%減となる59億円の見込みだが前期比では0・4%増となる。
同社では「引き続き、新型コロナウイルス感染拡大による世界的な景気の悪化が見込まれ、国内においても当面は極めて厳しく不透明な状況が続くものと思われるが、当社では不動産セールス事業で投資家からの底堅い需要があることに加え、ストックビジネスである不動産サービス事業やエネルギー事業、ライフケア事業、ゼネコン事業、その他の事業における新型コロナウイルス感染拡大 の影響は限定的」としている。

2020年12月22日発行