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カーナビ用データ販売減で売上高9・7%減  ゼンリン中間決算


通期は売上高585億円見込む

住宅地図メーカーの㈱ゼンリン(北九州市戸畑区中原新町、髙山善司社長)の21年3月期中間期連結決算は、売上高が前期比9・7%減の242億900万円、経常損失は11億7400万円悪化の12億4千万円となった。
セグメント別では、主力の地図データベース関連事業において業種別に必要な地図情報を提供するGISパッケージや自治体向け案件が堅調に推移した一方で、国内外のカーナビゲーション用データ販売が減少し、売上高は前期比7・5%減の205億4700万円、セグメント損失は10億6700万円悪化の14億4700万円。一般印刷関連事業は折り込みチラシの自粛などにより売上高は同35・8%減の9億4800万円、セグメント損失は1億1200万円悪化の1億600万円となった。その他については取引先のイベントや販促活動の縮小などの影響により、売上高が同13・1%減の27億1400万円、セグメント利益は12倍の6千万円。
通期は売上高が同2・1%減の585億円、経常利益は同54・2%減の17億円を見込んでいる。

2020年12月15日発行