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高齢者の見守りサービスの実証実験を開始  ウェルモ


市内在住の一人暮らしの高齢者対象に

介護事業者向けシステム開発業㈱ウェルモ(福岡市博多区博多駅東1丁目、鹿野佑介社長)は11月18日、高齢者の見守りサービスの実証実験を開始した。期間は来年4月まで。
同市と福岡地域戦略推進協議会がIT・IoT技術活用で社会的課題の解決につながる企業の実証実験を支援する制度「福岡市実証実験フルサポート事業」を活用したもの。送配電事業の東京電力パワーグリッド㈱(東京都千代田区、金子禎則社長)とセンサー販売やシステム開発業㈱エナジーゲートウェイ(東京都港区、林博之社長)と共同開発した居宅内モニタリングシステムを検証する。自宅や介護施設での電力データや人感センサーなどをもとに、利用者の生活行動や異常状態を推定するもので、異常時には家族や介護事業所、ケアマネジャーに通知するほか、モニタリングのレポートも見ることができる。実証実験の対象は要支援もしくは要介護認定を受けている一人暮らしの高齢者約20人。同社では「将来的にはケアプラン作成支援AI『ケアプランアシスタント』との連携も予定している。今回の実証実験で得たフィードバックを反映し、事業化を進めていきたい」と話している。
同社は2013年4月設立。資本金15億900万円(資本準備金含む)、従業員146人。

2020年12月1日発行