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車両型出張PCRセンターを導入 福岡市


介護・医療施設向け検査事業者も公募

福岡市は11月中旬から、新型コロナウイルスの感染が拡大する施設等に出向いて検体を採取する、車両型の「出張PCRセンター」を導入した。
クラスターが発生した現場などを想定し、迅速な検査態勢を整えるのが狙い。ゴム手袋を装着し、車両の内部からアクリル板越しに検体を採取する方法で、感染リスクを抑える。感染者や濃厚接触が検査のために移動するリスクを減らせるほか、駐車場など屋外で検査が可能な点も、感染リスクの低減につながるという。運営は市医師会に委託する。
また福岡市は、クラスターの発生事例が多い市内介護施設や医療施設に出向いてのPCR検査受託事業者の公募も開始した。1日最大2500件のスクリーニング検査を想定しており、事業費は約7億円。11月末までに事業者を選定し、12月中には検査を開始する計画。

2020年11月24日発行