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経常は巣ごもり需要で2・9倍の4億9600万円 ダイショー中間期


2期ぶり増収増益

大手調味料メーカー、㈱ダイショー(福岡市東区松田1丁目、阿部孝博社長)の21年3月期中間決算は、売上高が前年同期比7・1%増の106億7千万円、経常利益が同2・93倍の4億9600万円で2期ぶりの増収増益となった。
新型コロナウイルス感染拡大に伴う家庭内の食事機会が拡大したことで小売り製品の販売が好調に推移。「秘伝 焼肉のたれ」「博多もつ鍋スープ」「キムチ鍋スープ」といった、主力ロングセラー商品が売り上げを伸ばしたほか、「夏鍋」をテーマに販促活動を展開するなど、通年製品化に力を入れた鍋スープ類の新規開拓も進み、8期連続の増収となった。また増収基調に伴い、営業利益は約4・48倍の4億8900万円、純利益は約3・2倍の3億2800万円と経常利益とともに大幅な増益となった。
これに伴い通期業績予測も上方修正。通期は売上高が220億円(前期比4・2%増)、営業利益が8億5千万円(同53・1%)、経常利益が8億5千万円(同37・4%増)、純利益が5億3千万円(31%増)の増収増益を見込んでいる。

2020年11月24日発行