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売上高は16・7%減の84億円 はせがわ中間決算


約1カ月間の臨時休業などが影響

仏壇販売の最大手・㈱はせがわ(福岡市博多区上川端町、江崎徹社長)の連結9月中間決算は、売上高が前年同期比16・7%減の84億9800万円、経常利益が約90倍の3億6300万円で減収増益だった。
新型コロナウイルス感染症の影響により4月から5月にかけて約1カ月間休業したことや、宗教用具関連業界における購入商品の小型化・簡素化および単価の下落傾向の継続などから売上高は落ち込んだ。一方、経費については販売促進を実施できなかったことや従来活動が制限されたことで販売費・一般管理費ともに前年を下回った。さらに緊急事態宣言に伴う臨時休業期間中に発生した固定費(人件費約2億1400万円、賃借料等設備経費1億円)を特別損失に計上したことと、7月に申請していた新型コロナウイルス感染症に伴う雇用調整助成金などを特別利益にしたことで大幅増益となった。
通期では売上高が3・4%減の173億円、経常利益が4億5千万円(昨年は9億5100万円の赤字)の減収増益を見込んでいる。

2020年11月24日発行