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信用コスト戻り益などで経常利益29%増 ふくおかFG中間決算


経常収益は1415億円

ふくおかフィナンシャルグループ(福岡市中央区大手門1丁目、柴戸隆成会長兼社長)の20年9月の中間期連結決算は、経常収益が前年同期比2・2%増の1415億7600万円、経常利益が同29・1%増の384億6100万円の増収増益となった。
前年度計上した十八銀行との経営統合に伴う一時的な経理処理による利益がなくなり、中間純利益は80・6%減の262億6400万円と減少。一方で、融資先の倒産などに備える信用コストで67億8400万円の戻り益が発生し、増益となった。本業のもうけを示すコア業務純益(傘下3行合算)は2%減の386億7千万円と新型コロナウイルス感染拡大の影響の中、微減に留まった。
通期予想では上方修正。経常利益は610億円(期首予想560億円)、当期純利益は60・2%減の440億円(同400億円)を見込んでいる。

2020年11月24日発行