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組み立て式のコンパクトルームを販売 オークマ


リモートワークの増加に伴い

住宅用内装ドアなどを製造する㈱オークマ(朝倉市菱野、大隈賢一郎社長)は組み立て式のコンパクトルームを開発し、11月から販売を開始した。
オフィスでのWEB会議や在宅でのリモートワークなど1人用スペースの需要増加に伴い、公衆電話ボックスの形をしたコンパクトルームを開発した。名称は「@SPACE(アットスペース)」。木製の板を組み合わせ、ドライバーがあれば1人でも組み立て可能。また、キャスター付きのため、オフィスのレイアウト変更の際も柔軟に対応できるのが特徴。大きさはSからLまでの3タイプをそろえ、Sは幅972㎜×奥行900㎜×高さ2100㎜、Mが幅1200㎜×奥行900㎜×高さ2100㎜、Lが幅1200㎜×奥行1200㎜×高さ2100㎜となる。部屋の広さは1㎡程度。販売価格はSが税別19万円、Mが同24万5千円、Lが同33万2千円で、色は白やグレーなど全5色。標準設備は換気ファン、ダウンライト、照明・換気スイッチ、コンセント(100W)、電気孔、吸音パネル。オプションで三角テーブル(税別2万1千円)と四角テーブル(同2万2千円)をそろえる。同社では「室内の壁面に吸音材を貼ることにより、音の反射を軽減できる。すでに東京や福岡で数台の納入が決まっている」と話している。
同社は1911年創業。55年9月設立。資本金2千万円。決算期3月。従業員200人。

2020年11月10日発行