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現場向け遠隔コミュニケーションツールを製品化 クアンド


名称は「シンクリモート」

IoT、AIなどを活用した事業開発を手掛ける㈱クアンド(北九州市八幡東区、下岡純一郎社長)は11月2日、建設業やメンテナンス業などにおける現場向け遠隔コミュニケーションツールを製品化した。
名称は「SynQ Remote(シンクリモート)」。スマートフォンで撮影する現場の映像を、遠隔地にいる監督者がパソコンでリアルタイムで確認でき、画面上に双方からポインタを表示したり、声に出した指示を即座に文字に変換できる音声テキスト機能などを搭載。遠隔で的確な指示・確認ができることにより、業務効率化や業界全体の人材不足解決、現場で働く人達のリモートワーク・遠隔作業の円滑化をサポートする。  シンクリモートは、昨年から複数の企業でベータ版を提供してきたほか、福岡地域戦略推進協議会と福岡市がAIやIoTなどの先端技術を活用した社会課題の解決などに繋がる実証実験プロジェクトを支援する「福岡市実証実験フルサポート事業」にも採択。今年5月から9月まで、下水道整備や漏水復旧などの公共工事の現場をフィールドに評価検証を実施したうえで有用性を確認し、今回の正式リリースとなった。

福岡事務所を移転

また、同社は11月1日、福岡事務所をFukuoka Growth Next(福岡市中央区大名2丁目)から同町内に移転した。
同施設の契約満了に伴うもの。新事務所の場所は、地下鉄空港線「赤坂駅」そばのコワーキングスペース「OnRAMP」内。また現在、来春に自社単独のオフィス開設を目指し、天神、博多周辺エリアで30㎡以上の事務所を探している。
同社は2017年4月設立。資本金は300万円。従業員は12人。AoTやAIなどを活用した事業開発やアプリケーション・Web開発、ソフトウェア導入に関するコンサルティングなどを手掛けている。

2020年11月10日発行