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経産省の「地域未来牽引企業」に選定 中島物産


10月13日付で

工業用資材の販売や空調設備工事、ファインバブルの技術開発を手掛ける中島物産㈱(大牟田市不知火町、中島康宏社長)は10月13日付で、経済産業省の「地域未来牽引企業」に認定された。
地域未来牽引企業は、地域の特性や強みを生かして高い付加価値を創出し、地域経済への波及効果、影響力が大きく、成長性が見込める企業を経済産業省が選定するもの。選定方法は企業情報のデータベースに基づく定量的な指標のほか、自治体や商工団体、金融機関などの関係者から推薦。同省は2017年から前述の取り組みを開始しており、今回は全国1060社(うち九州111社)、福岡県内は19社が選定されている。選定企業は幅広いニーズに対応する支援施策のほか、優良な取組事例などを掲載したメールマガジンの発信、選定証およびロゴマークの交付、選定企業同士・産業支援機関などとの交流の場の提供などの各種支援が受けられる。
中島物産は1915年9月創業。近年は大牟田・有明高専と共同で「ファインバブル」(直径0・1ミリ以下の微細な気泡)が発生するノズルを開発。同バブルは農水産業や医療、工業などの分野で用途が広がっており、生物の活性化や水質浄化への効果がある。2016年からはベトナム側の要請により現地でエビ養殖産業振興に携わるなど、環境配慮型の新事業に取り組んでいる。

2020年11月3日発行