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「後見支援預金」の取り扱い開始 福岡信用金庫


被後見人の財産保護目指し

福岡信用金庫(福岡市中央区天神1丁目、安部文仁理事長)は10月1日、「後見支援預金」の取り扱いを開始した。
認知症などで判断が不十分な高齢者に代わり財産を管理する「後見人」による使い込みなどのトラブル防止に役立てる狙い。家庭裁判所の指示書の交付に基づいて出入金する普通預金で、同日付で県内8金庫が取り扱いを開始した。1円以上から口座開設が可能で、開設手数料は税別3万円。同金庫では福岡都市圏を中心に対応する。業務課の有馬光隆課長は「各関係機関と連携し、自然な流れで後見支援預金の口座開設に誘導できるような体制を整えていく」と話している。
同金庫は1925年9月設立。職員数158人。市内に15店舗置く。

2020年10月27日発行