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サーマルカメラと連携したクラウドサービス 三和通信工業


各社の勤怠管理システムとデータ共有

情報通信、映像、音響システムの設計・施工などを手掛ける三和通信工業㈱(福岡市城南区荒江1丁目、宮地博文社長)は10月12日、サーマルカメラと連携したクラウドサービスを開始した。
名称は「Beepoch link EG―Keeper(ビーポックリンクイージーキーパー)」。㈱WDS社製のサーマルカメラ「EG―Keeper」から取得した体表面温度や顔認証データを、同社のクラウドサービス「Beepoch(ビーポック)」のサーバーに送信。ソフトウエア同士のデータ連携を可能にするAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)を用いて、各社の勤怠管理システムなどとデータを共有することができる。「EG―Keeper」は体表面温度が37・5度以上や、マスクを着用していない人を検知するとアラートや自動音声が流れる機能付き。また顔認識は10人を0・1秒で同時に識別し、体表面温度測定は0・3秒で認識可能という。同社は「眼鏡や帽子、ヘルメットなどを着用していても検知できる。表情や性別認識も可能で、商業施設などでマーケティングでのデータ活用も見込まれる」と話している。
同社は1971年11月設立。資本金1千万円。売上高10億8千万円(20年9月期グループ合計)。従業員45人(グループ合計)。

2020年10月27日発行