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顔認証付き検温システム搭載の開発用製品    アドバンテックテクノロズ


各社の要望に合わせて仕様変更

産業用PC、IoT製品の開発などを手掛けるアドバンテックテクノロジーズ㈱(直方市上境飛熊、石田隆裕社長)は9月16日、産業機器メーカー向けに顔認証機能と、サーマルカメラを搭載した開発用製品の提供を開始した。
名称は「EBC‐X03」。アメリカのFLIR社製サーマルカメラと台湾のCyberLink社製顔認証ソフトウエアがインストールされた顔認証機能付き検温システムが既に搭載されており、エレベーターの昇降口に取り付けができるように仕様を変更するなど、各社の要望に即して大きさのカスタマイズや機能面の追加などに対応。顔認証による入退室管理や検温だけでなく、行動履歴の分析によるマーケティングなどにも生かすことができる。同社は「通常約1年間の開発期間を要するものが、ベースとなる製品があるため開発期間を半年ほどに縮小できる」と話している。
同社は1966年5月設立。資本金3億円。売上高99億8千万円(19年12月期)。従業員200人。

2020年10月13日発行