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文具量販卸部門を合弁会社に事業譲渡  レイメイ藤井


スケールメリット活用の事業展開図る

紙・文具・事務機器販売の㈱レイメイ藤井(福岡市博多区古門戸町、藤井章生社長)は10月1日付で、親会社である㈱レイメイ藤井ホールディングス(熊本市、同社長)と文具量販卸大手の加藤憲ホールディングス㈱(名古屋市、加藤憲造社長)の合弁会社・㈱九州リテールサポート(福岡市東区多の津1丁目、本田友之社長)に量販店向け文具卸部門を事業譲渡した。
文具量販卸部門の売上規模は約30億円だが、ここ数年、物流コストの高騰や人手不足などの事業環境変化の影響から収益性が悪化していたため、事業集約化により全国区のスケールメリットを生かした事業展開を図る。合弁先である加藤憲HDは、レイメイ藤井が製造しているオリジナル文具商品の有力得意先でもあり、両社ともに量販店向けの収益改善が課題だった。藤井社長は「全国区のスケールメリットを追求しながら川上(メーカー)に対しても川下(量販店)に対しても交渉力や提案力を強化していきたい」と狙いを語っている。
九州リテールサポートは2017年10月設立。資本金は1千万円。出資比率は加藤憲HD51%、レイメイ藤井HD49%。事業内容は量販店向けの文具、OAサプライ卸販売。販売エリアは九州、沖縄。売上高は約30億円。従業員数は34人(パート、アルバイト含)。

2020年10月13日発行