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25・7%減の115億2100万円  福岡市内4百貨店の8月売上高


新型コロナに加え猛暑も影響

福岡市内4百貨店の8月売上高は、前年同月比25・7%減の115億2100万円で11カ月連続のマイナスとなった。
日本百貨店協会が9月24日に発表した「百貨店売上高」概況によると、商品別では食堂・喫茶が1億2700万円(51・3%減)で前年を下回った。また、衣料品が25億2200万円(31・2%減)、食料品が23億4200万円(29・1%減)、雑貨が28億9300万円(27%減)、身のまわり品が25億2700万円(19・5%減)、家庭用品が4億6300万円(2・5%減)と軒並み下回った。(金額は10万円以下を四捨五入)。
また、福岡を除く九州・沖縄の百貨店(13店舗)でも146億7100万円(17・8%減)で11カ月連続のマイナスとなった。商品別では食堂・喫茶が3億5800万円(38・1%減)、衣料品が39億9400万円(20・8%減)、雑貨が25億2300万円(20・6%減)、食料品が46億8500万円(15・3%減)、家庭用品が8億2400万円(7・6%減)、身のまわり品が19億2600万円(3・8%減)と、全てにおいて下回った。
全国の売上高は、新型コロナウイルスの影響に加え、猛暑が続いたことが集客に影響し、前年同月比22%減の3231億円と11カ月連続のマイナスだった。また、お盆の帰省を見送る傾向にあったことなどから、帰省土産の菓子、総菜類の動きが鈍かったことも影響した。一方で、シェアは低いものの化粧品や保存性のある食材などのEC売り上げは高伸しており、人気の物産展などのオンライン開催も好評だった。

表はこちらから。

2020年10月6日発行