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来年4月から生活・経営改善支援の受託事業開始  シンク


佐世保市のFP事業者と提携

債権管理システムなど官公庁向けのシステム開発・販売を手掛ける㈱シンク(福岡市博多区博多駅前2丁目、丸山秀明社長)は来年4月から自治体向けの生活・経営改善支援事業を開始する。
既存製品では昨年、滞納者の収支改善を目的に、ファイナンシャルプランナー(以下FP)と共同開発した自治体向け生活改善支援システム「THINK LIFE」をリリース。システム提供に加え、直接の相談業務を受託することで、滞納のある個人や法人に改善計画を提案し、収支の立て直しと納付につなげる目的。事業実施にあたっては、FPが在籍し約40自治体からの相談業務受託実績があるKFPユニティ㈱(佐世保市上柚木町、松永千秋社長)と事業提携。同社からの社員2人を迎え、FP4人体制で相談業務を受ける。そのほか、自治体職員向けにノウハウを伝える研修も計画している。年度内から自治体への提案をスタートし、次年度以降相談業務を本格化する予定で、初年度の事業売り上げは2千万円を見込む。丸山社長は「新型コロナの先行きが不透明な中で、今後も個人・企業の収入に影響が出るケースが想定される。ニーズに応えるため、新部署を立ち上げて展開していく」と話している。
同社は1985年12月設立。資本金3025万円。19年12月期の売上高は16億4千万円。従業員数は103人。主力の債権管理システムでは全国320団体への導入実績を持つ。

2020年9月29日発行