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大名地区で空き店舗を活用した社会実験  都市空間交流デザイン


工芸や食などのワークショップなど

一般社団法人・都市空間交流デザイン(松岡恭子代表理事=㈱大央社長)は、9月12日から福岡市中央区大名地区で空き店舗を活用した社会実験「One Kyushuミュージアム」を開始した。
飲食やアパレルなどの店舗が集積していた大名地区では、新型コロナウイルスの影響でテナントの退去が見られており、収束後のポストコロナ時代における空き店舗の活用を模索する社会実験として実施する。期間は9月から11月までの3カ月間(9月12日~23日、10月9日~19日、10月13日~23日)。㈱大央が管理する商業テナントの1フロアを短期契約(週末2回を含む11日間)で借り上げ、九州にゆかりのある伝統工芸や茶、スイーツなどを組み合わせたワークショップなどが開かれる。会場は大名1~2丁目にあるエクラスリット、BPRスクエア大名、BASSIN、dot.などの商業ビル。30坪~50坪程度のフロアを活用する。
事務局では「にぎわい低下を招きかねない都心の空き店舗をポップアップストア形式で借り上げ、九州の魅力を発信できるワークショップなどを実施することで、柔軟に不動産を活用する機会にしていくことや会場を複数個所に展開するが、街歩きによる回遊性の向上などにつなげていきたい」と話している。

2020年9月29日発行