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筑紫ガス・アトリエサンカクスケールGに交渉権  筑紫野市


旧上下水道庁舎用地有効活用事業

筑紫野市(藤田陽三市長)は9月14日、同市二日市中央2丁目の旧上下水道庁舎用地を対象とした有効活用事業プロポーザル(事業提案)公募の結果、「筑紫ガス・アトリエサンカクスケールグループ」が優先交渉権者に決定したことを明らかにした。
「第六次筑紫野市総合計画」に基づき、同用地を民間事業者に貸し出すことで地域活性化および質の高い都市的サービスの提供を図る目的で6月から7月末にかけて公募していた。場所はJR二日市駅近く、医療法人文杏堂杉病院の北西側。敷地面積は883・8㎡。用途地域は商業地域で、建ぺい率は80%、容積率は500%となっている。同グループの代表企業は筑紫ガス㈱(筑紫野市紫2丁目、前田健吾社長)で、構成企業は各種施設の建築設計・監理、コンサルティングのアトリエサンカクスケール㈱(同市二日市中央6丁目、村上明生社長)、事業所内保育所開設支援・運営サポートなどを手掛ける㈱紬(つむぎ:下関市王司上町1丁目、岡田直美社長)の計3社。
同用地には1958年4月に完成した鉄筋コンクリート造2階建て(延べ床面積919・2㎡)の既存施設があるが、これを解体・撤去後、新棟を建設。同グループの提案では、ガスショールームにカフェを併設した複合施設および保育棟(受入れ児童数19~30人の小規模保育園)、園庭を建設する計画という。なお、同用地の年間借地料は600万円。借地期間は30年間となる。

2020年9月23日発行