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ICTを活用した観光振興に関する実証実験  NTT西日本と糸島市など


地域活性化に関する連携協定に基づき

NTT西日本九州事業本部(福岡市博多区博多駅東3丁目、小澤正憲取締役本部長)と糸島市(月形祐二市長)、いとしまちカンパニー合同会社(同市前原中央3丁目、福島良治代表社員、下田栄一同、後原宏行同)は、8月31日からICTを活用した観光振興に関する実証実験を始めた。
3社は昨年6月、新規事業の創出」や観光振興、地域交流活性化などの取り組みを中心に糸島市の活性化をめざす「地域活性化に関する連携協定」を締結。これに基づき「観光振興」の取り組みについて検討を重ねてきた。一方で、新型コロナウイルスの世界的な流行によりヒトやモノの移動が滞り、地域の飲食店や施設の経済的な影響も拡大している。この状況を踏まえ、観光振興に向けて糸島の旅のポータルサイト「いとたびWeb」と周遊アプリ「いとたび」を提供することで、その有効性を検証する。期間は来年3月末まで。
実証実験の概要は①新型コロナウイルスの流行によって変化した、新しい観光の在り方を見出す②近距離の旅を何度も楽しめる、楽しみ方を提案(マイクロツーリズム)③観光する人の周遊データの分析により地域経済を発展させる仕組みづくり④これら3点を長期的に自走(経済的に続く)させるためのビジネスモデルの構築。各社の役割は、いとしまちカンパニーが実証実験の主体となり「いとたびWeb」の開発・提供、観光ポータルを中心とした事業運営モデルの検討。糸島市が実証実験のフィールド提供と情報発信、収集データによる地位活性化に向けた戦略の検討、市内の各団体・部門との調整窓口。NTT西日本が周遊アプリ「いとたび」の開発・提供(来年3月まで)、収集データの分析・活用による地域活性モデルの検討。

2020年9月8日発行