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福岡学園
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水田 祥代
㈻福岡学園 理事長
すいた・さちよ／大分県出身。医学博士。九州大学医学部卒業後、英国へ留学。福岡市立こども病院・感染症センター小児外科部長、九州大学医学部小児外科学講座教授を経て、2004年4月同大学病院長。08年10月同大学理事・副学長。11年8月㈻福岡学園常務理事、15年3月から理事長
「口腔医学」を体現する新病院が完成
福岡歯科大学医科歯科総合病院の新病院棟がこのほど完成し、９月２９日に開院した。「地域・社会とつなぐ」「教育・研究・臨床をつなぐ」「医科と歯科をつなぐ」「未来へとつなぐ」という、４つの「つなぐ」をコンセプトに今後も地域医療を担っていく。免震構造の５階建てで、延べ床面積は従来の１・５倍に拡張。３層吹き抜けのトップにステンドグラスを設置したほか、小児科・小児歯科エリアには動物の壁画を展示するなど、来院しやすい施設へと進化を遂げた。水田祥代理事長は「新たに健康診断や口腔健診を受けられる健診センターを開設した。医科と歯科で連携を取り、口腔医学の考え方を推進する本学園ならではの医療を提供していきたい」と微笑む。さらに、２０２２年に迎える創立５０周年記念事業の一環で、４階建ての記念講堂の建設計画があり、来年着工する予定だ。
また、福岡歯科大学では、８月に世界初の実習用小児患者型ロボット「さくら」を導入した。小児特有の暴れる動作やけいれんなど、歯の治療中に起こる動きをリアルに再現したロボットで、実際の訓練が難しい緊急時の対応を学ぶことができる。
福岡学園は今後も医療・保健・福祉の総合学園として、日々成長を続ける姿勢を貫き、着実に歩みを進めていく。
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| （写真）完成した新病院 |
DATA
所在地／〒814-0193 福岡市早良区田村2-15-1
TEL／092-801-0411 創立／1973年4月
大学／福岡歯科大学・大学院、福岡看護大学、福岡医療短期大学
病院／福岡歯科大学医科歯科総合病院、口腔医療センター
福祉施設／介護老人保健施設「サンシャインシティ」
保育施設／ぺんぎん保育園
教職員／486人 関連施設／特別養護老人ホーム「サンシャインプラザ」、「サンシャインセンター」（運営・社会福祉法人学而会）
（ふくおか経済2020年11月号FACE）