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TheFace2020

日本M&Aセンター


奥野 秀夫

㈱日本M&Aセンター
執行役員中四国九州支社長兼福岡支店長

おくの・ひでお/愛知県出身。1974年8 月6 日生まれの46歳。筑波大学体育専門学群卒。97年4月住友(現三井住友)銀行入社。2005年2月日本M&Aセンター入社。中堅中小企業の事業承継型M&Aに加え、同社初の海外M&A、ファンドによる上場企業のTOB案件等、数多くの成約実績を誇る。08年から部長職としてチームマネジメント中心に活動し、今年4月より現職。中四国~九州全域の営業統括と併せて会計事務所ネットワークの全国統括責任者も兼務する

九州4拠点で苦境に立つ経営者に寄り添う体制を拡充

東証1部に上場する業界最大手のM&A仲介会社、㈱日本M&Aセンターはコロナ禍で苦境に立つ中小・零細企業経営者に寄り添うべく、サテライト拠点を拡充している。九州では6月末に熊本、鹿児島、大分に拠点を開設。奥野秀夫支社長は、「各拠点での無料戦略相談が奏功し、譲渡も買収も受託件数が過去最高を更新した。何より平常時と比べて相談に来られる経営者の方々の覚悟が格段に違う」と明かす。
そういった経営者らに同社が提唱するのが、コロナ禍のニュースタンダードとも言える“パートナー戦略”だ。「そもそも非常時において有効、且つスピード感をもった戦略は極めて限られている。“危機に強い会社”に変革するためには、パートナーを見つけ、しっかりと手を組んで次なる展開を考えていくことが最も有効」と強調する。
「売却を考える方は取り組む決断を早くすること。買収を考える方は一本足打法から脱却できる相手探しが重要であり、だからこそ国内随一の情報量を誇る当社がお役に立てる」と自負する。感染予防対策を徹底した上でいよいよ経営戦略セミナーも再開。11月16日に熊本、17日に鹿児島、18日に大分、19日に福岡で開催するほか、オンラインで同時配信し、経営者に寄り添う体制をさらに拡充する。

DATA
中四国九州支社・福岡支店
所在地/〒812-0011 福岡市博多区博多駅前2-2-1 福岡センタービル9階
開設/2016年4月
事業内容/中堅中小企業のM&A支援
拠点従業員/25人
サテライトオフィス/熊本、鹿児島、大分 ㈱

日本M&Aセンター 
所在地/〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-8-2 鉄鋼ビルディング24階
設立/1991年4月
資本金/25億円
従業員/638人
売上高/324億円(2020年3月期連結)
拠点/東京、大阪、名古屋、 福岡、札幌、広島、沖縄、シンガポール、インドネシア、ベトナム、マレーシア

https://www.nihon-ma.co.jp/

(ふくおか経済2020年11月号FACE)