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日進化学
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渡邉 裕美
日進化学㈱ 社長
わたなべ・ひろみ／遠賀郡遠賀町出身。1967年4月10日生まれの53歳。米国大学卒。業務用厨房機器メーカーで約27年勤務し、2017年同社入社。創業者で父の長谷川進現会長の後を継ぎ、19年10月から現職。趣味は新しいものを見つけること
（写真上）後列左から３人目が渡邉裕美社長
研究開発を強化、来春には設備投資も計画
昨年10月にトップ就任。異業種で技術事務や管理事務など広範囲にわたる業務に携わってきた経験を生かし、さまざまな発想で新風を吹き込んでいる。「少人数のチームを作り、違う目線からアイデアを出し合って課題を解決する取り組みを進めている。マーケティング力の向上につなげていきたい」と笑顔を見せる渡邉裕美社長。さらなる組織の底上げに向けて余念がない。
ポリエチレンフィルム製品を主力に、包装資材メーカーとして着実に成長を遂げてきた同社。近年では、民間企業と連携し、自然に還る新素材の研究開発など質の高い商品作りに力を注ぐ。「自然由来で強度のある製品を生み出したい。用途を限定せず、顧客の約６割を占める食品メーカー以外の分野にも可能性を広げていく」と穏やかな語り口ながらも熱い思い。来春には本社工場の増設、設備導入を計画しており、高まる需要に応えていく考えだ。
今夏、ウサギとポリ袋をモチーフにしたマスコット「ポリ美」が誕生。同社のイメージを具現化した親しみやすいキャラクターが好評で、ブランド力向上に一役買っている。「来年は創業50周年を迎える。営業展開の強化と共に人材育成にも力を入れ、他社との差別化を図っていきたい」。全社一丸となって次なるステージを目指す。
DATA
所在地／〒811-4342 遠賀郡遠賀町大字尾崎1716-2
TEL／093-281-5111
設立／1971年9月
資本金／9,600万円
事業内容／ポリエチレンフィルム・ポリプロピレンフィルム製品の製造販売、ラミネートフィルム等多層フィルムの販売、その他包装資材販売
従業員／117人
売上高／29億5,000万円（2019年9月期）
拠点／（工場）千葉（営業所）宮城、千葉、東京、静岡、岡山、宮崎、鹿児島
（ふくおか経済2020年11月号FACE）