高松産業グループ

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住吉 弘徳

高松産業グループ 代表

すみよし・ひろのり／遠賀郡水巻町出身。1945年3月11日生まれの75歳。法政大学法学部卒。68年住吉組を前身とする高松産業に入社。99 年社長就任。趣味は映画（DVD）観賞と食べ歩き

「失敗は成功の母」新規事業に意欲

創業から８６年目を迎えた高松産業グループ。九州各県に広がる約３万件のプロパンガスユーザー、約２９００件の都市ガスユーザーに供給するガス事業を軸に成長してきた。
主力のガスインフラ・建築事業への大きな影響はないものの、「新型コロナウイルス感染拡大に伴う事業環境の変化は、成長していく新たな事業の重要性を再認識させられた」と語る住吉代表。「社員の意識改革を進めながら、新たなフィールドを広げていきたい」と、新規事業への意欲を語る。１０月からは高まる衛生意識を取り込むため、化学メーカー日本ナノテック㈱（佐賀県）の光触媒製品を取り扱う事業を開始。店舗や施設への施工だけでなく、小売・卸・販売協力店体制など、多岐にわたる準備を進めている。
また、近年ではリフォーム事業やオール電化、太陽光発電など新エネルギー機器の提案など顧客ニーズに幅広く対応してきた同社。顧客との接点をガスという“点”ではなく、生活全体の“面”に広げることで、新規事業を伸ばしていく土台を着々と整備している。「心配は成功の母。まずは新しい分野にチャンレジする土壌を社内に育んでいきたい」と展望を語った。

DATA
所在地／（本社）〒807-0833 北九州市八幡西区南鷹見町15-20 折尾ロイヤルビル2F
TEL／093-693-5250
創業／1934年
資本金／5,000万円
事業内容／LPガス事業、都市ガス事業、各種燃料・工業薬品販売
従業員／90人（20年10月期）

http://www.takamatsu-group.co.jp/

（ふくおか経済2020年11月号FACE）