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サムライズグループ


サムライズグループ

池田 智之 社会保険労務士法人代表(左)いけだ・ともゆき/福岡市西区出身。1968年5月19日生まれの52歳。西南学院大学経済学部卒。国内大手小売・流通会社や事務用品メーカー勤務を経て、2013年社会保険労務士いけだ事務所を開業。17年に法人化。特定社会保険労務士。趣味は人に会うこと、野球観戦
中村 伸一 税理士法人代表社員(右)なかむら・しんいち/北九州市門司区出身。1972年4月21日生まれの48歳。西南学院大学経済学部卒。大手都市銀行を退職後、福岡市内の大手税理士事務所勤務を経て2008年8月に前身となる中村伸一税理士事務所を設立。16年2月に法人化し久留米支店を開設。趣味は貧乏旅行、バイク旅行、サッカー観戦

税務、人事労務の二刀流で地場企業の経営を助太刀

8月にアルファ九州税理士法人とはかた駅前社会保険労務士法人が提携し、発足したサムライズグループ。この業務提携で、職員数34人、顧問先が500件を超える士業グループが地場に誕生した。 長期的な視野で経営戦略をサポートする税理士法人
今年で設立13年目を迎えた税理士法人サムライズは、創業時からクライアントファーストを掲げ、顧問先の期待に最大限のサービスで応えてきた。
近年増加するM&Aでは、多くの相談者が顧問税理士でなく大手仲介会社の扉を叩く現状において、中村代表は「長い時間を一緒に共有した顧問税理士だからこそ最適な助言ができる。まずは気軽に相談してほしい」と語る。M&Aは大手仲介会社で数千万円の査定でも、同法人とアドバイザーが売り手側のFAにつけば、最終的に数億円で売却が決まることも珍しくないという。
中村代表にとってグループを設立する転機となったのは、昨年春に手掛けた2件のM&A(事業譲渡)だ。どちらも緊急度の高い案件で広く譲受企業を募る猶予もなかったため、顧問先で募集したところ多くの希望があり、相談から半年で譲渡の手続きが完了した。「グループ化で顧問先は500件を超えた。今後は多くのチャンスを提供できるだけでなく、社労士法人と緊密に連携を取り合うことで、より質の高い提案が可能になる」と展望する。

コロナ支援や働き方改革等で重要度増す社労士法人

はかた駅前社会保険労務士法人時代から人事労務、助成金申請、創業支援の3つの柱で顧客をサポート。今回の提携について池田代表は「いいパートナーに巡り合い、様々なアプローチからお客様の悩みを解決に導く体制が整った」と喜ぶ。
今年に入り、同法人では新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、事業継続に苦慮する地場企業の支援に尽力。開業以来、年間150件以上の申請代行を手掛けた実績を生かし、雇用調整助成金、持続化給付金の申請などに貢献した。さらに、池田代表が監事を務める(一社)福岡労務監査推進協議会では、IPOに加え、近年需要が増加傾向にある事業承継やM&Aを労務面から支援している。そのほか来年4月1日には中小企業の同一労働同一賃金が施行。「準備不足の企業がある中、この半年間でいかに地元企業に啓蒙出来るか」と気合を入れる。
コロナ禍や、働き方改革の推進で社会保険労務士の重要度は増すばかり。グループの総合力を生かして、顧客に最適なサービスを提供していく。

(写真上)中村伸一代表社員(写真前列中央)を囲む税理士法人スタッフ一同
(写真下)池田智之代表(写真前列中央)を囲む社会保険労務士法人スタッフ一同

DATA
税理士法人サムライズ
〒810-0001 福岡市中央区天神2-14-8 福岡天神センタービル6F
TEL/092-724-0201
設立/2008年8月
事業内容/経営相談、相続・事業承継業務を中心とする税理士業務
従業員/18人
拠点/久留米支店(久留米市東町38-1 大同生命久留米ビル6F)

https://www.7641tax.jp/

社会保険労務士法人サムライズ
所在地/〒810-0001 福岡市中央区天神2-14-8 福岡天神センタービル6F
TEL/092-409-6485
創業/2013年1月
設立/17年12月
事業内容/人事労務、創業支援、助成金申請サポート
従業員/16人
拠点/沖縄(なは労務サポートオフィス)

https://jinji-ikeda.com/

 

(ふくおか経済2020年11月号FACE)