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岡垣トンネル掘削工事の進ちょく率は80%に  北九州国道事務所


国道3号・岡垣バイパス4車線化事業

北九州国道事務所(北九州市小倉南区、谷川征嗣所長)が整備中の国道3号・岡垣バイパス4車線化事業(岡垣町山田―宗像市武丸、延長4キロ)で進められている岡垣トンネルの掘削工事は、8月11日時点で進ちょく率が80%に達していることが分かった。
岡垣トンネルはバイパス4車線化に伴い、2018(平成30)年12月に着工した延長276メートルのトンネル。4車線化後は福岡市から北九州市方面への上り線として供用される。青函トンネルなどを施工した鉄建建設㈱による掘削工事は岡垣方面から宗像方面にかけて始まり、全延長の約8割に相当する233メートルまでの掘削が終了している。法体工事は今年度中の完成を目指す。北九州国道事務所では、今年度中にも岡垣トンネルとともに新設される城山トンネルの工事の発注も計画している。
岡垣バイパスは福岡市と北九州を結ぶ国道3号のうち、唯一の2車線区間。このため、福岡側の宗像市、北九州側の岡垣町で交通渋滞が慢性化していたほか、対面通行による事故などが多発していた。2018年12月に着工、片側2車線で運用している現道に並行し、トンネル2カ所(岡垣、城山トンネル)と高架橋で構成する2車線のバイパスを建設している。完成時期は現段階で未定。

2020年8月25日発行