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100億円規模の私募REIT運用開始   シノケンアセットマネジメント


7月31日

㈱シノケングループ(福岡市中央区天神1丁目、篠原英明社長)の子会社で不動産ファンドの資産運用などを行う㈱シノケンアセットマネジメント(東京都港区、上坂弘社長)は7月31日、総額100億円規模の私募REIT(不動産投資信託)の運用を開始した。
同社は昨年10月に国土交通大臣の「取引一任代理等の認可」を取得、今年1月に金融庁(関東財務局)への「投資運用業」の登録を完了、5月には不動産投資法人の「シノケンリート投資法人」を設立して、私募REIT組成の準備を進めてきた。このたび、主に東京23区内の賃貸マンション10棟(合計314室)を投資対象とした私募REIT組成が完了し、運用を開始したもの。
シノケングループでは、これまでの個人向け投資用賃貸住宅販売に加え、新たにREIT向け販売チャネルが加わることや、賃貸管理などの不動産サービス、ガス・電力のエネルギー供給などストックビジネスの積み上げ加速でさらなる収益基盤の強化を図る。また来年をめどに、さらに200億円程度の追加組成を予定、資産規模300億円程度に拡大させ、不動産市場、資本市場等の動向を見極めながら、東京証券取引所への上場に向けて準備を進めていくという。

2020年8月18日発行