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認知症や高度障害などに備えた信託商品  西日本シティ銀行


安全性、利便性、確実性が利点

㈱西日本シティ銀行(福岡市博多区博多駅前3丁目、谷川浩道頭取)は7月28日、高齢化社会が進展する中、将来の認知症や高度障害などに対する備えとして、「NCBシニアサポート信託」の取り扱いを開始した。
同商品は、銀行が顧客から預かった資金を管理し、不正な払出を防止するほか、あらかじめ指定した代理人が顧客に代わって資金の支払などを行うもので、認知症や寝たきりなどの生前リスクに備え、安心して財産管理を行うことができるという。同行では、昨年10月に銀行本体での信託業務の取り扱いを開始し、相続に関するサービス、サポートの拡充に努めており、今後も、新中期計画で掲げる「顧客起点の“One toOne ソリューション”を提供」で、顧客の相続・資産管理ニーズに応えていく方針。
同商品は信託金額が500万円以上(1円単位)。期間が5年以上30年以内。信託金の支払方法は、契約後は受益者代理人からの指示で支払うといい、①不正な払い出しを防ぐ「安全性」②代理人が支払い手続きできる「利便性」③元本保証で運用する「確実性」の3つを同商品の利点に挙げている。手数料は申込時に信託元本の2%(税抜)。

2020年8月11日発行