NEWS

ソラリア西鉄ホテルバンコクがASQ認定  西鉄グループ


日系ホテルとして初

西鉄グループで現地法人NNR Hotels International(Thailand)Co;Ltd.が運営する「ソラリア西鉄ホテルバンコク」が7月14日、タイ王国指定の国家管理選択隔離施設(ASQ)として認定された。
ASQとは新型コロナウイルス感染拡大防止のための防疫措置で、タイへ入国するタイ人や外国人を隔離するためのホテルとしてタイ保健省が認定する制度。タイ王国では7月1日より入国制限が一部緩和されたが、入国した際には一部を除きASQ登録施設において14日間(到着日をゼロカウントするため正確には15泊必要)隔離が義務付けられている。登録ホテルに認定されるためには、タイ政府が指導する厳格な施設管理に加え、現地総合病院と業務提携するなど基準を満たす条件が必要。バンコクでは現在22施設が認定されており、日系ホテルとしては初めての認定。
「ソラリア西鉄ホテルバンコク」では、日本語を話せるホテルスタッフが24時間対応し、和食メニューや日本語TVチャンネルサービスなどを提供する。そのほか従業員の検温、体調確認やマスク着用、施設内の定期的な消毒やホテル入口での熱感知器設置による入館者の体温把握など感染予防策を徹底している。また、日本語や英語での診療対応可能な「サミティヴェートスクムビット病院」と連携し、看護師が24時間ホテルに待機するとともに、滞在中いつでも病院での診療や治療が受けることができる環境を整備。同社では「本認定を生かし、日本人を中心とした渡航者の受け入れに積極的に取り組んでいく。また今後も感染防止策を徹底し、タイ・バンコクの経済回復に努めていきたい」と話している。
同ホテルは今年5月30日に開業。総客室数263室。

2020年8月4日発行