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マーケティング自動化プラットフォームを稼働  西日本シティ銀行


顧客1人ひとりに合った情報を提供

㈱西日本シティ銀行(福岡市博多区博多駅前3丁目、谷川浩道頭取)は6月30日、マーケティング自動化プラットフォームを稼働した。
これは、今年度始動した新中期経営計画の基本戦略「お客さま起点の“One to One ソリューション”の提供」の施策の一環。同行ではデジタル分野への取り組み強化に向け、今年4月に「デジタル戦略部」を新設しており、同マーケティンググループ(9人)は、データサイエンティストやwebコンテンツのスペシャリストをメンバーに加え、パートナー企業の最先端技術を組み合わせることで、先進的で独自性あるシステムを構築した。同プラットフォームは、顧客の行動や嗜好に応じて、最適なタイミングやチャネル、コンテンツで1人ひとりに合った情報を提供することで、顧客とのコミュニケーションを図るシステム。同行では「顧客の期待を超えたサービスの提供」で、顧客満足度の向上を図り、長期的なお取引を目指していく方針。
同プラットフォームでは、取引内容や銀行アプリの閲覧履歴などから、AIなどが顧客の最適なタイミングを分析。アプリやSMS、メールなどから顧客に合ったチャネルを選択し、画一的な内容ではなく、顧客の属性や関心に応じた情報を提供していく。マーケティングオートメーションツールの提供はセールスフォース・ドットコム、マーケティングオートメーションツールの設計・構築は㈱電通デジタル、CMS(コンテンツ管理システム)の提供は㈱Qurate、ビッグデータの活用・システムの運用は同行デジタル戦略部マーケティンググループが担っている。

2020年7月7日発行