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7月1日からレトルトカレーの通販開始  サンクック


賄いから生まれたスパイスカレー

ブライダル事業を展開する㈱ウェディングポスト(福岡市東区箱崎1丁目、赤間由美代表取締役会長)の関連会社で、飲食業の㈱サンクック(同市中央区荒戸1丁目)は7月1日、昨年暮れに発売したレトルトカレーの通信販売を始める。
販売するカレーは、首都圏や関西圏を中心に食品専門店を展開する北野エースの48店舗で販売し、リピーターも増えたことから開始するもの。クミンやカルダモンなど26種類のスパイスを調合したスパイスカレーで、北野エース福岡パルコ店のレトルトカレー専門コーナー「カレーなる本棚」でご当地カレー第3位に入った商品。肉やニンジン、ジャガイモなどの具材は入れず、スパイスと玉ねぎだけで家庭ではまねのできないマニア向きの味に仕上げたという。特に「スパイスの女王様」の異名を持つカルダモンをふんだんに使っていることから、商品名は「女王様のお気に入りスパイスカレー」と名付け、価格は1人前180g入りで540円(税込み)。製造はルウやレトルト食品の専門メーカー・㈱キャニオンスパイス(大阪府泉南市)に委託。中辛の1種類だが、今後バリエーションを増やす計画。赤間会長は「もともとはサンクックが運営するレストラン〝樹々杏″の賄い料理で、常連客の裏メニューとしても人気があった。商品化に当たりスパイスカレーの本場・大阪を食べ歩いて研究し、委託工場で試作を繰り返して、ようやく納得できる味を再現できた」と話している。

2020年6月23日発行